今、ここに、これを書く意味はあまりないかもしれないけれど。
2004年シーズンは、結果的には、あの長かったチャンピョンシップ第2戦の1日(文字通り朝早くから夜までの長かった1日)に集約されるのかも知れないけれど、優勝が決まった駒場までの数カ月の道程は、何もかもが初めての体験であったせいか、全てがぎこちなかった気がしていて、数週間も前から紙吹雪の材料を各所から山ほどかき集めまくったことを含め、家の中も毎試合の応援の全ての全てが、どうやったら優勝できるのだろう。という試行錯誤であった。
その前の年の同じ冬、向かい風がやたら強かった瑞穂で、ウェズレイがスタンドに向けた乱射に被弾してしたまま、優勝が手から転げ落ちて、ちょっとは優勝を夢想し始めていただけに、どんなに手を伸ばしても届かない本当の優勝の遠さに気落ちしたものだ。
その翌年にようやく、初めてのステージ制覇を果たすことができたのだけれど、そんなシーズンの中でも僕の正直な僕の気持ちは、「優勝ってこんなに勝たなくてはいけないんだ。」というものだった。長かったシーズンの緊張から少し開放されたのは、もしかするとさらにその次節の日立台で一衛が足でゴールを決めた瞬間だったのかも、と、今になると思ったりもする。
さて、月日が流れて浦和の街から何千キロも離れると、そんな昔話と現実の区別の境界が曖昧になる。
あの時もこれからの今も、勝つことの難しさは全く変わっていない筈だから、今シーズンのこれからは、今のウラワにとってもこれからのウラワにとっても、とても大切な積み重ねになることだけは、遠くにいてもヒシヒシと感じている。
2008年08月14日
2008年04月16日
埼スタ帰路のタクシー乗り場
以下は2007年3月時点で書いたタクシー乗り場の場所の説明ですが、現在(2008年シーズン)よりタクシー乗り場の場所が変更となり、スタジアムからのアクセスが雲泥の差で向上しているようです。
比較をすると、昨年までは東北自動車道を越えてスタジアムの反対側までかなりの距離を歩く必要がありましたが、現在ではスタジアム北側スタンド(ゴール裏席)外周付近に、直行バス乗り場(浦和駅、東浦和駅行き)と並んで設置されているようです。くれぐれもお間違いのありませんよう。
なお、他のエントリーで簡単に書いているとおり、現在管理人は海外に在留しているため正確な情報をお伝えする自信がありません。詳細については現地にてご確認いただくことをお勧めいたします。
昔話になりますが、数年前は北側スタンド周辺の直行バス乗り場から、浦和美園駅(イオンショッピングセンター)までのアクセス道路が細すぎて、通過に30分以上もかかっていたことを信じられない方もいらっしゃるかもしれません。最近はでアクセス道路の整備も進み、以前のどうしょうもない渋滞は軽減されているように思われ、だからこそタクシー乗り場があの特等席に進出できたのかなと想像してみています。最近の目覚ましい近隣の環境の変化には全く浦島太郎の気分なのですが、大変遅ればせながら古くなってしまっていた情報を訂正します。
◆◆◆以下の文章(2007年3月記載)は現状と異なるため破棄します◆◆◆
昨シーズン、埼スタからの帰路にタクシーを使う機会があり、現場でかなり迷ったことがありました。その経験を書いておきます。
結論を書くと、東北自動車道をはさんで向こう側にある「トナミ運輸」の前に臨時のタクシー乗り場(地図)が設けられていて、そこからタクシーを拾うことが出来ます。他にも浦和美園駅周辺まで歩く選択肢もありますが、歩けない場合や行き先が逆方向の場合にはとても便利な乗り場だと思います。
ただし、その存在があまり有名ではないのか、スタジアムで尋ねても「?」という反応が返ってきます。
僕の場合、それまでにも何度か乗り場の案内している係員を南門付近で見たことがあったので、その日はその乗り場を利用しようと計画し、事前にネットで場所を調べてみました。すると、トナミ運輸の近くに臨時乗り場を設置しているとのこと。帰りはそこを使おうと決めてスタジアムへGO。
「浦和レッズ シーズン2005を語る会」ご報告
それから、タクシーについては、試合が終わった後、タクシーに一般の方が乗れるようにということで、埼スタのすぐ近くにトナミ運輸がありますが、そこを借りて、一般の人がそこからタクシーに乗れるようにしようと。これもほとんど大丈夫です。
埼玉スタジアムアクセス改善検討委員会
なお、タクシーについては、南北線暫定道路の混雑防止やスタジアム内にスペース が確保できないことから、一部を除き、一般車と同様に交通規制を受ける。このため、 スタジアムから東北自動車道路を挟んだ西側に、臨時タクシー乗り場を設けて運営を 行っている。
ところが、スタジアムに着いてから念のため場所の確認をしておこうと思ったのが失敗で、場内で聞く人聞く人に「分からない」、「聞いたことが無い」、「浦和美園まで歩かないと駄目だ」と言われ、すっかり顔面蒼白。
結局、試合終了後にさらに何人かの人に訊いて、随分と遠回りをした挙句、結局辿り着いてみるとそこはやはりトナミ運輸の前だったのでした。
折角、乗り場には係員まで配置してある臨時の乗り場があるのであれば、利用者の立場としては分かりやすい案内に努めてもらいたいもの。何かしらの事情があるのかもしれませんが、なぜか分かり難い埼スタのタクシー。
と、参考情報として書いておきます。皆様の事前のご参考となれば幸いです。
シーズン開始にあたり無料配布されたスタジアムガイドはとても良い出来で感心したのですが、民間駐車場の記述がある一方で、タクシー乗り場については相変わらず説明がないのが目につきました。
開幕前日の試合に集中すべき時に敢えて書く話題でもないのですが、昨年から開幕までには書き残しておこうと思っていたのが、いつもの怠慢で今日になってしまいました。慌てて書いておきます。
なお、その他のスタジアム案内については、拙サイト内埼玉スタジアムガイドも併せてご参考としてください。
埼玉スタジアムガイド
【更新履歴】
2005.4.25:初掲載
2005.5.22:車いす席、ベビーカー等追記
2006.2.9:席割図を2006年版に修正
2006.2.26:キッズスペースの位置を修正
2006.4.10:小さなお子さんの観戦場所の一考察、車椅子席の購入方法修正
2007.3.2:別エントリーでタクシー乗り場追記
2008.2.10:席割図を2008年版に修正
2008.4.16:別エントリーのタクシー乗り場説明を修正
【はじめに】

「埼玉スタジアム2002」は、席数63,700の国内屈指のサッカー専用スタジアム。
「2002」は2002年のワールドカップを記念してのもの。埼玉県が所有する施設。
代表戦
【チケットの種類】

(バックスタンドから見たメイン方面の席割り)
SS 年間シートのみの販売(指定席)
S 4500(指定席)
R 4000(指定席)
SA 3500(指定席)
MU 3000(大人)、2000(子供)(指定席)
SB 3000(指定席)
SC 2500(指定席)
A大人 2000(自由席)
A子供 1000(自由席)
(何れの席種も前売・当日とも値段は同じ。)
※注1:2006年よりバック側1階中央にR指定席(レッズシート)が新設されました。参考までに昨年までの席割図は以下の通りで、この付近は自由席でした。このレッズシートは県民優先販売やその他の優先販売のみで扱われるとのことなので、年間チケットのみのSS席と同様、一般販売では扱われない席種です。SS席との違いは試合毎にバラ売りされること(ただし優先販売でのみですが)でしょうか。
※注2:2008シーズンより、
(参考1:2005年までの席割り:R指定席が無かった時代)


(参考1、以上。)
(参考2:2006年〜2007年の席割り:MU指定席が無かった時代)


(参考2、以上)
■チケットの種類は9種類(指定席8種:SS,R,S,SA,MU,SB,SC,車椅子席、自由席2種:Aホーム,Aアウェイ)です。MU、A(ホーム及びアウェイ)、車椅子席の3席種のみ子供料金設定があります。車椅子観戦も可能ですので、これについては後述します。

(南側ゴール裏から見たスタンド席割り)
【初めての観戦は指定席がお勧め】
■発売直後にチケットが完売することはあまりないと思いますが、対戦相手やタイミング(優勝争い・連休・最終戦など)によっては完売になることもあります。良い席はお早めに。
■SB(3000円)は、席数が少ない上、他の指定席に比べて安いため、ほぼ例外なく早い段階で完売する人気の席種です。
■初めての観戦には自由席はお勧めしません。自由席には良い場所の確保のために早朝より並ぶ人も多く、場所にこだわらず1人であれば席が空いていることもありますが、2名以上で隣り合って座れる場所を探すのはかなり大変です。指定席の購入をお勧めします。
■北側のゴール裏は立って飛び跳ねて応援する場所で、試合を観るための場所ではなく、試合が見えなくても良いからレッズの勝利のために声を嗄らせて応援し続ける場所です。指定席で雰囲気を感じてみて一緒に叫びたくなった時に飛び込んで行くと良いかと思います。最初は誰しもそう。物見遊山や中途半端な気持ちで行く所ではないと思っています。

(北側ゴール裏(=戦う場所)はすんごい混雑)

(おまけに「見えない保証」もついてきます。これはまだ良い方。)
【じゃあどの場所が良いの?】
■サッカーを見やすいのは横から。テレビの中継でもカメラはゴール裏からではなく横から写してしているようにサッカーが一番観やすいのは横からです。横側の場所には一部の自由席がありますが、殆どは指定席となっています。初めての観戦に指定席をお勧めするのにはこの理由もあります。
【席の選び方まとめ】
■自由席/指定席を併せて、各区域の特徴は以下の感じです。
【1階(ロアー)】
−メイン側(指定):選手入場や試合中のベンチの様子も見えるかも。
−バック側(指定):メイン側より少し安い。
−バック側(自由):席取り競争は大激戦。
−北ゴール裏(自由):通路や階段にも人。闘う場所。初観戦には不向き。
−南ゴール裏(自由):比較的空いており試合開始直前でも座りやすい。でも横からの方がサッカーを観やすいのでゴール裏は初観戦には不向き。
【2階(アッパー)】
埼スタはサッカー専用に設計されたスタジアムなので、2階からでも十分に観やすいと思います。2階席の良いところとしては、ピッチの全体が大きく見渡せ、ゴール裏の応援の様子もよく見えることだと思います。因みにゴール裏には2階席がありません。
2階席のSC席は自由席料金プラス500円で指定席が確保できるので、かなりコストパフォーマンスの高い席だと思います。また、お子さんがいる場合には、MU席(子供2000円)が一番安い指定席(対面のSC席は大人子供関係なく2500円)です。

(SCの最上部より。広角レンズなので小さく写っていますが、実際はもっと観やすいと思います。)
(2006.4.10追記)
私自身、席取りに必要な長い待ち時間や、安心して家族分の席が並びで確保できることを考えると、お子様連れは指定席を購入した方が良いだろうと考えていたのですが、しばらく前に某掲示板で目からウロコのご意見を目にしましたので、弊ガイドを少し書き直しすることにしました。無断転載ですが、きっとご理解頂けると信じます。(問題がある場合には対応したいと思います。)
確かに、小さな子供は耳からよりも目からの情報の方に釘付けになると思うので、指定席で選手を見ながら別の方向の北ゴール裏を気にしたり、北ゴール裏の前段に陣取って後方からの大声を聞いているよりも、「選手」と「応援の声」と「応援の様子」が一度に見れる南側ゴール裏は楽しい席なのかもしれません。
子連れママ 2006/03/15(水) 07:39:25
初めてならば私としては、A席で南観戦をお薦めします。
(中略)
最初は全体がよく見える上の方よりも、前の方がピッチが近く選手がよく見えるので子供は凄く喜び感激しますよ!
真正面にレッズの凄い応援が見えるし…。
またはキッズスペースに子供を預けてもいいかもしれません。
アッパーの上の方になると階段が急なので小さい子にはお勧めできません。
因みに南側自由席ゴール裏から見た北側ゴール裏の「レッズの凄い応援」とはこんな感じのことだろうかと想像しております。


(2006.4.10追記、以上)
【キッズスペース・託児所】
■小学生に限り、子供専用席(キッズスペース)に預けることができます。席数に限りはありますが、係員の補助が付いた上で、
■ただし、自由席券で入場した小学生に限りますので指定席券の小学生は利用不可です。また、未就学児を預けることも出来ません。
■1〜6歳児(未就学児)については、事前予約・抽選・有料・
(2006年追記:キッズスペースの位置が2006年より変更となっています。2006年の位置は以下の通りでした。)

(車いす席と子供専用席はバックスタンドにあります。)
(因みに2005年までの場所は以下の通りで、子供専用席は最前列にありました。2006年にこの付近の席割りが変更されたことに伴う位置変更ではないかと思います。)

(2005年までの席割りの説明以上)
■ベビーカーを預けることもできるようです。

【車椅子観戦】
■クラブに直接電話をして購入することになります。詳しくはこちら。
(2006.4.10:追記)
なお、2006シーズンより最寄りの「ぴあ」でも車椅子席の購入が出来る様になっている様です。
(追記、以上)
■下の写真の場所(広い通路)をロープで確保し、ご自身の車いすで観戦する形態になります。同行者も1名まで大丈夫で折りたたみイスが提供されます。かなり観やすい席だと思います。

(車いす席の状況。同行者用に折りたたみのパイプイスが用意されています。)
【何時間前に行けばいいの?】
■自由席に並ぶ人は早朝から待っています。開門は試合開始の3時間前からですが、自由席確保を目指して開門時間に行ったとしても、列のかなり後ろに並ぶことになります。
■指定席の場合には極端に言うとギリギリに到着しても大丈夫ですが、練習の開始から徐々に盛り上がって行くスタジアムの雰囲気が味わうためにも、個人的には試合開始45分位前までには着席しておくと良いと思います。
【交通アクセス:往路】
■駐車場はありません。周辺の民家の庭先等に数千円で停めさせてくれる民間駐車場があるようです。マイカーが増えるとアクセス路はかなり渋滞しシャトルバスの身動きもとれなくなるようですので公共交通機関を利用するのが良い様な気がします。
■鉄道であれば、埼玉高速鉄道(南北線直通)の終点浦和美園が最寄り駅となります。路線延長の計画もあるらしいのですが、現在は終点(浦和美園駅)から1.2キロ歩く必要があります。駅前から100円のシャトルバスも出ています。
■1.2キロの遊歩道には、各国料理や焼きそば等の屋台が出ており、赤い服装の人たちがゾロゾロ歩いているので、それはそれで楽しいかと思います。
■バスで行く方法もあります。浦和駅から(片道400円)、東浦和(片道300円)、北越谷(片道300円)です。現金ないしバスカードも使えます。スタジアムの目の前に到着します。
■自転車、バイクもたくさんいます。駐輪場は無料です。公式ホームページによれば「浦和駅からスタジアムまでは自転車で約70分。」とのこと。

(僕の好きな風景。家族でスタジアム。)
【手荷物検査】
■他のスタジアムと同様に手荷物検査があります。
■ビン・缶は持ち込み禁止です。中身を紙コップに移し換える必要があるので面倒です。
■ペットボトルの持ち込み(確か500mlまでのサイズ)は問題ありません。他のスタジアムでは、フタを取られたり中身を紙コップに移し換えたりと本当に面倒なので、ペットボトルの持ち込みがOKな埼玉スタジアムは本当に偉いと思います。(因みに、主催がレッズではなくなる代表戦の時には、紙コップに移し換える必要があるようですが。)
【雨の日】
■ゴール裏には屋根はないので確実に濡れます。
■メイン及びバックの1階は、前列の部分が屋根にかかっていないので濡れます。
■2階席の大部分は屋根に覆われていますが、風が吹くと、雨が巻き込んでくるので濡れるだろうと思います。

(雨は屋根の隙間から吹き込んできます。)
■メイン及びバックの1階部分の真ん中より上の方であれば、ほとんど濡れないと思います。
■傘はマナー違反でしょう。カッパを着るのが良いと思います。

(カッパ天国)
【応援】
■応援の歌が分からなくても手を叩くとスタジアムに反響して美しいです。
■応援の気持ちは絶対に通じます。拍手でも手拍子でもコールでも出来ることに加わってみましょう。
■以上に尽きます。(野次る人がいますが僕は嫌い。)
■なお、時々、席に旗や風船やビニールシートが準備されている場合があります。使い方については試合開始前に有志の方が説明に来ると思います。みんなで合わせて応援しましょう。なお、試合終了後には、出口付近で有志の方が回収するので座席に放置は禁物。なお、洗ったり、乾かしたりする作業も有志の方が行いますのでキレイに使いましょう。

(旗やシートは試合後に回収します。)

(頭上に旗が降りてくることもあり。迅速な展開と回収に協力を。)

(早朝からの有志の方の作業で1階席はビニールシート、2階席には風船が配られました。)
それから。

『赤ネコ観察日記』様謹製
ではスタジアムで。
2008年03月21日
ナビスコ予選 浦和0-1神戸
短い出張で日本に帰っていた。
久し振りに浦和の街に立つと、駅の高架工事も進み、さくらやの閉店セールに驚き、力の近くのうどん屋が閉店しているのにがっかりし、レッドボルテージ近くの牛丼屋が銀行に変わっていて驚いた。
その滞在の最中、オジェック監督が解任された。
出発の日に行われるナビスコの初戦は、成田までの移動のリスクを考えると、ずっとためらわれていたが、ともかくも行ってみることにした。どんなことがあっても最後まではスタジアムに留まらないことを自分への約束事とした。
当日は風雨。荷物を抱えた僕はSC席へ向かった。埼スタでエスカレーターに乗ったのは初めての経験だった。
試合の序盤はひどい戦い振りであった。テレビで見た2連敗の状況で大まかな様子は想像していたが、生で見る戦い振りはその想像を越えるものであった。
ただ、前半の中盤くらいから、何かに火が点いたのが見えた。それは、永井からの火であったように思え、梅崎が引き継ぎ、細貝にも繋がっていった。そうして、試合が少しずつ動き始めたことを感じた。
後半の途中でスタジアムを後にしたので、試合というか今年のウラワのほんの一部を実際に共有できただけかもしれないが、やはり行って良かったと思っている。
試合に負けたことやその後の抗議行動のことは、こっちへ戻って来てから知る。スタジアムから何かが始まろうとする瞬間の姿は、新聞やテレビではきっと伝わって来ないし、僕が見ることが出来たのは、ほんの一部の出来事だったけれど、何かがこれから広がろうとしている苦しさは僕にもしっかりと見えた。そして、ピッチの内側では少しずつ広がっていっていることも感じることができた。
久し振りに浦和の街に立つと、駅の高架工事も進み、さくらやの閉店セールに驚き、力の近くのうどん屋が閉店しているのにがっかりし、レッドボルテージ近くの牛丼屋が銀行に変わっていて驚いた。
その滞在の最中、オジェック監督が解任された。
出発の日に行われるナビスコの初戦は、成田までの移動のリスクを考えると、ずっとためらわれていたが、ともかくも行ってみることにした。どんなことがあっても最後まではスタジアムに留まらないことを自分への約束事とした。
当日は風雨。荷物を抱えた僕はSC席へ向かった。埼スタでエスカレーターに乗ったのは初めての経験だった。
試合の序盤はひどい戦い振りであった。テレビで見た2連敗の状況で大まかな様子は想像していたが、生で見る戦い振りはその想像を越えるものであった。
ただ、前半の中盤くらいから、何かに火が点いたのが見えた。それは、永井からの火であったように思え、梅崎が引き継ぎ、細貝にも繋がっていった。そうして、試合が少しずつ動き始めたことを感じた。
後半の途中でスタジアムを後にしたので、試合というか今年のウラワのほんの一部を実際に共有できただけかもしれないが、やはり行って良かったと思っている。
試合に負けたことやその後の抗議行動のことは、こっちへ戻って来てから知る。スタジアムから何かが始まろうとする瞬間の姿は、新聞やテレビではきっと伝わって来ないし、僕が見ることが出来たのは、ほんの一部の出来事だったけれど、何かがこれから広がろうとしている苦しさは僕にもしっかりと見えた。そして、ピッチの内側では少しずつ広がっていっていることも感じることができた。
2008年02月04日
新しいシーズン
昨シーズンの真っただ中に日本を離れて、一時の海外生活を送ることになった。
週末の試合にリズムを合わせて毎日を暮らしていた様な、同僚にはちょっと理解できないけれど自分基準では極めて当たり前の生活から急に離れてしまうと、体が変になりはしないかなどと、勝手な想像をしていたけれど、実際に暮らしてみると、それ以外の環境があまりにも変わりすぎたことにも助けられて、とりあえず無事にスタジアムの無い生活を続けている。
この数年、少しずつ参戦の機会が減っていたことを、当時は恨めしく思っていたけれど、まあ、ポジティブに捉えると、そのことにも少し助けられているのかもしれない。
とはいえ、新しいシーズンへの入り方が、どうも体にしっくりしないままの2月である。
昨シーズンは、体が途中で離れてはしまっても、シーズンの流れというか、何となくそこに自分もいる気になれるというか、想像を膨らませることができた。今シーズンは、ちょっとその感覚を掴み損ねているというか、例えば、ユニフォームの色も、実際に見てみないとどうもしっくり頭に入って来ないようなのである。
ちょっとこれまでにない感覚に戸惑っているのだけれど、同時に、これまでにない感覚で開幕を待ちわびている。僕にとって2008年はそんな新しいシーズンである。
2007年06月20日
15節:F東京0-2浦和
アレックスが抜けて以降、ポンテがフリーキックを蹴ることが増え、あの独特のフォームから繰り出されるボールに救われる場面がますます増えてきた。
その独特なフォームを形容するのは難しいのだけれど、例えば子供の運動会のヨーイドンの格好というか、強めの前傾から体を斜めに傾けたまま、おとなしくしてろとばかりに目の前の地面に留めさせていたボールに、角度をつけた右足を強く振り込んでくる。
そんな一連の数歩は止まったボールのみに向けられるだけでなく、動いているボールに対して繰り出されることがある。
この日のポンテには「いつもの様に」数人のマークが付いていたが、そんな時にこそポンテの凄みが増すのは周知の通りだ。そして一瞬のボール裁きで密集の中から抜け出したポンテは、さらに遠くへ逃がしていたボールに追いつきながら、後ろから数人が未だに追いかけてくることが気にもかからないかのように自分だけの空間の中でボールに向かい、最後の数歩はその独特のフォームから狙い済まして、鋭いボールをゴール前に送り込んでいく。
そして、そんなクロスの瞬間が印象に残るのは、その前とその後のボールが上手く繋がっているからだと思う。
この日はボールが本当に良く回った。前線に達也が戻ったことで前線の重さが払拭され、中盤も連動してボールが小気味良く敵の届かない場所を縫って行く。
これが嬉しくなくて何が嬉しいというのだ。達也が復帰し、それに応えるようにチームが連動し、危なげない勝利で終わる。何よりも試合中の選手たちのそれぞれの動きが強く印象に残る勝利であった。


